もの書きになる(仮)

クルマ、バイクを中心に日々の所感などを。

動かす方向は上じゃなくて。

人間の動きは、柔軟で素早く臨機応変だ。
しかし、曖昧で雑で場当たり的とも言う。

シフトアップひとつとっても、
1.チェンジペダルの下につま先をもぐりこませて準備
2.スロットルグリップを瞬間的にちょっと戻す
3.クラッチレバーをほんのちょっと引く(2と同時、省略しても良い)
4.チェンジペダルを上に動かす
5.スロットルグリップを元の位置まで開ける

これだけの動作を感覚的に、瞬時に、無意識に行っている。人間ってすごい。
これを機械にやらせようとすると、ヤマハのMOTOBOTのように、世界最高の技術を持った一大企業が、これまた一流の技術者のプロジェクトチームを編成して、時間とコストを十分にかけなければ達成できはしない。
まあヤマハの場合は、バレンティーノ・ロッシに勝てるほどにまでやりたいみたいなので、例としてはどうかなと思いますが(笑)。

しかし、すごいと同時にかなりいい加減でもあって、それぞれの動作を正確に行っているとは限らない。人によって違うのは当然ですが、同じ人でもその時の走行ペースや同行者のメンツや気分や体調や疲れなどで動作は変わってしまう。
バイクは、操作部分や機械の内部構造で、人間の操作のブレを上手に吸収できるように作ってある…はず、と思う。スポーツ度の高いレーサー系のマシンが、ある程度人を選ぶのもその辺に理由があるのでしょう。

 

機械を操作するにあたって、正しい操作とは、機械の構造に逆らわないで、動かすべき方向に必要なだけ動かすこと。分かってはいても人間の操作にはどうしてもバラつきが出るのは、どんなレベルの人にとってもしようがないことだと思います。
しかし、機械の構造を理解はしないまでも、仕組みにちょっと興味を持ってみる程度で操作の質はだいぶ変わってくるものだと思うのです。

チェンジペダルの操作は「上下に動かす」のが普通だと思います。
上下で全く問題無いのですが、機械の仕組みに注目してみると、左側のステップから前方に向かってペダルが伸びていて、ステップを軸に上下に動く構造になっています。

なんだ、やっぱり上下じゃねぇか(笑)となりますが、「ステップを軸に回転運動」させるというのが正しい方向で、それがおおむね上下だというだけです。

これを理解してチェンジペダルを操作すると、かかとを意識して操作しようとするので、雑に操作したときにありがちな、前方への無理な力(ペダルが伸びるような方向)がかかることが少なくなり、シフト操作が正確になります。


ペダルの先端についているゴムがすり減っている人は効果てきめんだと思います。
私がそうでした(笑)

キジマ(Kijima) チェンジゴム ブラック 内径7.5x16x38mm 1個 214-159B

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