もの書きになる(仮)

クルマ、バイクを中心に日々の所感などを。

速すぎなんだよな。

バイクに乗り始めたのは十数年前。


信号待ちで目の前に停まっていた大型バイク。
青信号になった途端あっという間に米粒になったのを見てずいぶんびっくりしたものだった。その時はS14シルビアに乗っていて、ドリフトのまねごと(ほんとまねごとレベル笑)をしていたので少しはスピードを出して走っていたのだが、まったく全然ついていこうとすら思わない加速で、バイクってやっぱり速い!おれも乗る!と思ったことがきっかけだった。前々からバイクは乗りたいなと思っていたところだったので、そこからは自動車学校の入校手続き→通学→取得まではほんと1ヵ月くらい?な感じだったと思う。ほんと衝動的(笑)

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(バイク屋で偶然再会した、初めて買ったXJR。なつかし。)


その当時は自動車学校で一発大型が取得できるようになったばっかりだったと思うが、バイク初心者はやっぱり中免(古!)でしょ。なんていう古風なことを思って普通二輪を取得した。で、バイクどこで買うの?というところだが、自分の中ではなんの偏見か、バイク屋さんというものは、どうもお店というよりコミュニティというイメージが強くあって、誰の紹介も無く初見のバイク屋さんに入っていくというのはどうも勇気がなかった。そして知人でバイクを乗っているという人がちょうどいたので(あんまり親しくはなかった笑)、いちお紹介してもらったバイク屋さんに行ってみたはいいが、当のバイク屋さんには、その人誰?みたいな感じに言われて(笑) 別に紹介関係なかったわって感じだったが、結果オーライいいバイク屋さんでした。なんだよ(笑)

で無事、バイク屋さんにちょうど在庫のあった新車のXJR400Rを即買いして毎日乗り回した。初めて乗るバイクはやっぱり速くて、ノーマルなのにシルビアより速く感じ(実際速かったと思う)、シルビアの所有意欲を大きく減退させてヴィッツに乗り換えるという所業に出てしまう(笑)。なぜヴィッツだったかといえばバイク屋さんを紹介してもらった例の親しくない知人がトヨタの人だったから。それだけ。なんだよ(笑)

 

XJRに乗り始めて1年を過ぎると走行距離も1万キロに近づき、バイクの速さにも慣れてもっと速いやつ乗りたいという気持ちになっていた。
とりあえず自動車学校に行って大型二輪に入校(笑)。
大型のバイクは最初に何を乗るのか物色し始める。
自動車学校の教官に、なんで普通取ってからすぐ大型取らなかったのと言われて、あーそうか。バイク乗りはみんな出世魚のように、どんどん乗り替えて自分の興味を満足させようとするのか、と変に納得したものだった。今時はだいたいの自動車学校は普通→大型のセット受講を用意していて一発大型よりも1万円ちょいくらい安くなるプランがあるのは自明の理なんだなと。

 

で、大型は何を選んだのかっていうと、最初がヤマハだったから次はホンダだな(笑)ということで、その時代に流行り始めてきていた?ストリートファイター系(レプリカのエンジンを使ってハイパワーネイキッドモデルを作っちゃえ的な)のはしりのHORNET900というバイクを選んだ。国内仕様でサイズも大きすぎず(CBはでかい笑)、その時の選択肢としてはまずまずだったのではないかと思っている。

走りはどうだったかというと、排気量が2倍以上になって速くないわけはないのだが、なんだかあんまり感動はなくて、圧倒的に速くて手に負えないと思っていた予想を裏切って、加速も減速も自在で取り回しも悪くない、超優等生なバイクに拍子抜けした感じで、気に入っていなかったわけではないのだが早く飽きがきてしまった。今にして思えばすごくいいバイクだったのに、自分で勝手にイメージしていたのと合わなかっただけなのではと思う。

 

結局3年後、やっぱり大型乗るんだったら手に負えないくらいの逆車フルパワーモデルが欲しいじゃん!って思う少年の心には逆らうことができず(笑) ちょうどその時にヤマハのFZS1000がフルモデルチェンジしてFZ-1FAZERというモデルになり、プレストからカナダ仕様がリリースされるということがわかった。

これだ!これだ!これだ!

もうこれしかないわ。ということで2005年9月めでたく予約発注して2006年モデルFZ-1FAZERに乗り替えることに。(バイクは前の年の9月に予約受付があり、逆輸入車は一部の例外を除いて、予約したユーザー分だけが注文され店頭に並ぶことはないという、ほとんど受注生産&出荷というしきたりがある)

待ちに待った2006年4月♪
箱開けの儀、納車整備、ことあるごとにバイク屋に邪魔をしにいき(笑)

手元にやってきた逆車フルパワーは思った通り。
去勢された国内仕様HORNETは回転を上げていくと途中で伸び悩みというか、意図的なパワーダウン措置が感じられたが、FZ1は別物で回転を上げるにしたがってパワー感が増していって、手に負えない感満点(笑) 市街地でもツーリング速度でも峠責めでもいろんな速度域で満足いくまで楽しめる最高の相棒になりました。

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 (150psの逆車フルパワー仕様。)

 

…それから12年間、走行距離43,400km
とうとう次のバイクに乗り替えようと思います。
FZ-1が飽きたわけでも不満があるわけでもなのですが、

 

 速 す ぎ る の で す (笑)

 

もともと速く走れることが本質のバイクなので、遅く走るよりも早く走っている時のほうが楽しさが大きいしストレスも少ない。しかし、最近は体力的なこととか視力的なこととか、もっとゆっくり走って楽しめる方向に行きたいという気持ちの変化かも。

細かいところでは、
不満1.パワーがあるのでタイヤの消耗が早くコストがかかる
不満2.・・・あれ?そんぐらいしか不満がない(笑)
まあ、12年も乗ったし、このバイクをこれ以上乗っていても新しい感動はないな。という気持ちは正直あるので、バイク乗っている以上趣味性を少しでも高めて、より楽しい時間を過ごしたいというのが本来の目的なので、それが一番大きいのかもしれない。

 

で、次のバイクは、やっぱりヤマハ党ということで、
話題のスポーツヘリテイジの小さい方XSR700に決まりました。
適度なサイズ感、軽量な車体、程よいパワーのエンジン、余計な電制システムがない、など今考えられる自分の希望とマッチしていて、

 

しかも!


ちょうどバイク屋に在庫がある(笑)
これは、いつ買うの!いまでしょ! ちょい古(笑)