もの書きになる(仮)

クルマ、バイクを中心に日々の所感などを。

趣味

ルービックキューブって知ってますか?
知ってますよね。

 

僕ら(昭和50年代前半生まれ)が少年の頃登場した
単純さと難解さを併せ持った正6面体のおもちゃは、
主にインテリ少年たちに好まれ、
学校の教室などでも見かけることも多くあったが、
僕の身の回りには悪ガキとスポーツ少年が多く
その時には興味を示さずその後も数十年話題にもならなかった。

 

が、とある親戚達の集まりの中で、
子どもがルービックキューブで遊んでいたのだ。

そこで僕の大嫌いな二つ年上の兄が、
「おー懐かしい。ちょっと貸してみ」
といってガチャガチャいじくり始め、
1面を揃えて見せて自慢げに「こんなの簡単だ。」
というようなことを言った。

たった1面できて良く言ったもんだなとも思ったが、
自分ではちゃんとやったことがなかったのでなんも言わず。

それからルービックキューブに少し興味を持ち始め、
なんとなくちょっとやってみようかとポチってみた。

ごく普通のやつ。

で、今時の正規品には親切にも攻略手順書がついていて、
その通りにやれば誰でも6面揃えられるようになっている。

 

僕としては、ちゃんとできると言えるには暗記じゃなくて、
構造を正しく理解するという必要がある。

6面のそれぞれが9マスに分かれていて、
膨大なパターンがあるように錯覚してしまうが、
実のところは真ん中はまったく動かないので
コーナーが8コ、エッジが12コ、合わせて
20コのピースをあるべき場所に動かすだけなのだ。

しかも動き方には制限があって、
真ん中を中心に回転するのでピースが裏返ったりはしない。

実際に触っていると、案外限られたパターンしかないことに
気が付くだろう。
最後の段の入れ替えアルゴリズムだけ記憶できて
(いや、勝手に手が覚えてしまうだろう)しまえば、
誰でもそんなに難しくはないはずだ。

 

ここで、あの時の兄を思い出す。ほんと大したことないわ(笑)

 

そして、これで終わりと思えれば終わりなんだが、
僕の場合はちょっとこれで終わらず、もっとやりたくなった。
で、ポチった。

普通のにあきたらず列を増やす。

ひとまず4列のルービックキューブリベンジというのを
買ってみた。
これは友達の子供にあげてしまって写真がないのだが、
普通の3列のものに比べて劇的に難しい。

 

なぜなら、動かないセンターキューブがないのだ。
配色を考えて仮想的にセンターキューブを
揃えるという手順を最初にしなければいけない。
センターキューブがないということは、
エッジキューブが裏返るという動きもあるということで、
動きのパターンが3列キューブとは比べ物にならない。

これには俄然ハマった。超楽しい。
が、まあ結局は3列キューブと同じ状態に持って行けば、
偶数列特有の偶奇性(パリティ)を解消する手順が増えるだけ。

すぐにできるようになった。

5列も買ったが、これは4列よりも簡単で、
センターキューブがあるので偶奇性がなく、
単純に列が増えただけである。

 

で、7列、10列をポチった(笑)
言わずもがな7列は偶奇性がなく、
列が増えただけである。

7列キューブ。なんか複雑そうだがそうでもない。

が、これはこれで手順が単調で指の運動になるので、
会社に置いておいて、朝とか休憩時間とかにやっている。

 

そして、これ。10列キューブ!迫力満点!
もう人生の共になりそうな感じで、暇さえあればやっている。

 

せっかくなので、簡単に手順を紹介していきます。

配色を考えながら、仮想的に4マスのセンターキューブを作る。

4マスのセンターのコーナーを揃えていく。こうすると手戻りが少ない。

その間を埋める。

さらにそのコーナーを揃え、間を埋めていく。

 

同様に。これで内側が揃った。

エッジキューブを揃えていく。まずは内外と左右対称になるように

これで3列キューブと同じ状態になったことになる。

 

パリティ発生。これを直す。

完成!どーんとでっかい。

 

うまくなっていくと、こういうこともできるようになる。

インベーダー

太陽と月

以上である。